梅雨の養生(加藤ゐくこ先生)

国際中医薬膳指導師」加藤ゐくこ先生

北海道と小笠原諸島を除く日本、朝鮮半島南部、中国の華南・華中の沿海部、および台湾などにおいてみられる東アジア特有の雨季の一種で、5月から7月の50〜60日間にわたって続く雨の多い期間をいう。

梅雨の季節は、気温も湿度も上昇する春から夏への移行期間。

五行の「土」「長夏/夏と秋の間」の暑くて湿度が高い特徴がある。

五行の特徴である「土」「気」「味」「臓腑」について解説していきます。

梅雨は<湿>の季節 ~体への影響と特徴~  

1.陰邪(雨と高い湿度)気の流れを阻害:気の流れの悪化は血液の流れも悪くなる

汗が出にくい、汗をかいても直ぐには乾かずからだが冷える(じっとりと粘っこい汗)

むくむ(とくに下半身)、胸苦しい

関節痛、頭痛(締めつけられるような痛さ)、神経痛やリウマチが悪化する

2.重濁・粘滞・下に流れる

頭や身体が重い、頭がすっきりせず体の動きが鈍い、寝ざめが悪く眠い

排泄物や分泌物が滞ってすっきりしない(痰、尿の濁り、残尿感、排尿痛、帯下など)

ニキビ、湿疹(分泌物が多い)、アトピーや喘息が悪化する

下半身に症状が出やすい

3.脾を傷める

脾胃が疲れやすく食欲不振、腹が張る、腸がごろごろ鳴る、吐き気、軟便、下痢、痩せる

精神不安定(思い悩む、うつ傾向)、顔色黄、腫れぼったい舌で苔厚、口が粘つく

<湿>による症状は、雨の日(多湿)に悪化、症状がしつこい、罹患が長期で、治りにくい傾向がある

梅雨(長夏)3つの過ごし方                                     

1.気をめぐらせる:適度な運動:毎日気軽にできる簡単なエクサイズを実践する。

2.余分な「湿」を追い出す・ためない:適度に汗をかく、食材は小豆、ハトムギなどをとりいれる。 

からだを冷やさない :冷房対策として乗り物やビルの中での上着の着用に注意。

3.「脾」を助ける:冷たい飲み物や料理、アイスクリームなどの過食に気をつける。

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