春の養生便り

1、春に気をつけたらいいこと

■ちょっとした普段の生活で気をつけること

春は、「のぼせ」と「精神不安」,「アレルギー」に要注意。

春になって暖かい日が増えてくると,のぼせとともに,花粉症などのアレルギー症状やイライラなどの精神症状が増えてきます。水分をとりすぎないこと,軽く発汗すること、けつ(汚れた血液)をきれいにして,肝の働きを調えることがポイントです。

■のぼせと精神不安対策

夜更かしをするとのぼせます。夜中の12時~2時はカラダをお掃除するゴールデンタイム。12時には布団に入って,カラダを休めましょう。

春先は三寒四温で,暖かいと思ったら急に冷えたり,また暖かくなったりと,体温調節が難しい季節です。足が冷えると余計にのぼせてしまうので,足元が冷えないように注意しましょう。

春は「肝」の気が高ぶりやすく,イライラや精神不安の症状となって現れます。散歩やジョギングやストレッチなど軽い運動で高ぶった気を発散させましょう。

■アレルギー対策(水分は控えめに,瘀血をきれいに)

花粉症やアレルギー性鼻炎で,鼻水や涙が止まらないのは,行き場を失ったカラダの余分な水が鼻や目からあふれ出ているためです。水分摂取は控えめにしましょう。

チョコレートを筆頭に甘い物,唐辛子系の辛い物,もち米類,タケノコなどの山菜類を食べていると,瘀血を助長して粘膜が充血うっ血しやすくなり,花粉症などのアレルギー症状が悪化します。

春先にカラダが冷えても鼻水やくしゃみが止まらなくなります。寒気をともなう花粉症の時は,背中にホッカイロを貼ると症状が軽くなります。また,軽い運動をして軽く発汗するのも効果的です。

2、春にオススメの和漢食材 和漢食材、効果効能とお茶にして飲むなどのアドバイス

春は、瘀血をきれいにして、肝気を調える和漢食材がオススメです。発汗や利尿食材も効果的。

■瘀血をきれいにする

黒きくらげ,ニラ,セロリ,レンコン,タマネギ,シナモン(桂皮),ベニバナ(紅花)

■肝気を調える

シジミ,セロリ,クコ,トウモロコシの髭(南蛮毛),菊の花,緑豆

■軽く発汗する

ショウガ、ネギ、シソ,シナモン(桂皮)、ペパーミント,ハッカ

■水分代謝を活発にする

アズキ、黒豆,ハトムギ,トウモロコシの髭(南蛮毛),緑豆

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